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撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

デジカメで撮影した画像を印刷(プリント)する時になって、悩むのが用紙のサイズと撮影画像の関係ですよね。

私も混乱してのでまとめてみした。

「D800」を例に挙げてのご説明になります。

フォトコンテストなどでは、「四つ切」が基本とされていましたが、最近ではデータでの応募や、プリントされているものであればOKのような感じになってきています。デジタルカメラやプリンターの進歩によって状況が変わってきているようですね。

コンテスト応募とは無縁なので詳しくはないですが、ざっと調べてみた結果からのお話でした。

一昔前までは「四つ切」プリントは写真屋さんにお願をしないと、プリントが出来なかったようですが、最近のプリンターでは用紙も手に入りますし、プリンターでも「四つ切」対応しているものもあります。

撮影する時にファインー内の世界観をそのままで、出来ることならばトリミング加工をしないで、印刷をしたいですよね。

ほぼ他のデジタルカメラでも画角比率は「3:2」なので同じであるとは思いますが、参考にしているデータが「D800」なのでご了承下さいね。

 

撮像範囲モード 撮像サイズ ピクセル 比率 画素数
FX 36mm×24mm 7360×4912 3:2 3600万
5:4 30mm×24mm 6144×4912 5:4 3000万
1.2× 30mm×20mm 6144×4080 3:2 2500万
DX 24mm×16mm 4800×3200 3:2 1500万

 

「画像比率」と「用紙比率」の関係は、「3:2」ですと「Aタイプ用紙」が適切であり、「5:4」だと写真プリント用の「四切」や「六切」が最適な用紙選択になります。

しか~し、「D800」の各「撮影範囲モード」で撮影した画像で、それぞれ「3:2」で「Aタイプ」、「5:4」で「四切」用紙サイズで試しましたが、どれも両端は切れてしまいました。

一番切り取られる範囲が狭くて済むのは「A3ノビ」でした。

また、画像を撮トリミングしたくなければ、プリント時に上下の余白を持たせれば大丈夫です。

それでは実際に見てみましょう。

 

これは、「D800」の「撮像範囲モード」「FX」「3:2」の元画像を、「A3ノビ」の印刷用紙サイズにすると、ご覧のように両端の黒い部分がカットされてしまいますが、これが一番カットされる範囲は少ないです。

撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

 

こちらは、「D800」の「撮像範囲モード」「FX」「3:2」の元画像を、「A3」の印刷用紙サイズです。

撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

 

こちらは、「D800」の「撮像範囲モード」「FX」「3:2」の元画像を、「四切」の印刷用紙サイズです。

撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

 

これは、「D800」の「撮像範囲モード」「5:4」の元画像を、「四切」これは「5:4」のはずですが、両端がきれるんですね~。

ただ、初めから「5:4」の印刷をお考えであれば、カメラの撮影モードは「5:4」にしておいた方が、ファインダー内で撮影される部分がわかりますので、「FX」で撮影をするよりは得策だと思います。

撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

 

結果:撮影する時には、両端が切り取られることを考えて撮影するか、プリント時に横がはみ出ないように印刷後、写真の上下のをカットするかで対応!

 

 

プリントする時に、どれぐらいの「解像度(dpi)」が適切なのか?

肉眼で見れる限界はどうやら「360dpi」らしく、一般的には「200dpi」あればきれいなプリントになるようです。

なので、余裕を持たせて「240dpi」にすれば良いとの考え方もあるようですね。

しかし一方では「360dpi」にて作業を進めるこだわり派の方もいらっしゃるようです。

「360dpi」で作業をしてもプリンター側が対応していないと、ただ重たいデータを処理してプリントすることになってしまう現実もあります。

印刷業界では一般的に「300dpi」が用いられています。

この「解像度(dpi)」に関しては、人それぞに見解があるようで、どれが正しいとの答えは出にくいもののようです。

解像度とは、「1inch(25.4mm)」の「ドット(dot)数」を「解像度(dpi)」として表しています。

解像度の選択はこの様に考えてみては如何でしょうか?

アルバムなどに入れて見るようなプリント:「240dpi

印刷業者に渡す画像データなど:「300dpi

妥協したくないこだわり派の方:「360dpi

プリンターをお持ちであれば、それぞれ試してみるといいと思います。

きっと、あなたの中で答えが見つかるはずです。

 

さて、こうなると「解像度」によって同じ用紙サイズでも必要な「ピクセル(pixel)」が異なってきます。

ピクセル(pixel、画素):画像の「色情報(色調や階調)」を持つ最小単位・最小要素です。

ドット(dot):物理的な「点情報」です。

ディスプレイで「320×240pixel」画像を、「100%表示」=「320×240dot」、「200%表示」=「640×480dot」となります。

 

 

用紙種類別の「サイズ(mm)」と、設定「解像度(dpi)」別の必要となる「画像サイズ(pixel)」

「EPSON(エプソン)PX-5V」の対応用紙を元に「Adobe Photoshop(アドビ・フォトショップ)」にて数値を変換して作成しました。

解像度(dpi) 72dpi(WEB) 240dpi 300dpi 360dpi
用紙 サイズ(mm) 画像サイズ(pixel)
A3ノビ 329×483mm 933×1369 3109×4564 3886×5705 4663×6846
A3 297×420mm 842×1191 2806×3969 3508×4961 4209×5953
四切 254×305mm 720×865 2400×2882 3000×3602 3600×4323
A4 210×297mm 595×842 1984×2806 2480×3508 2976×4209
六切 203×254mm 575×720 1918×2400 2398×3000 2877×3600
ハイビジョン 102×181mm 289×513 964×1710 1205×2138 1446×2565
2L判 127×178mm 360×505 1200×1682 1500×2102 1800×2523
KG 102×152mm 289×431 964×1436 1205×1795 1446×2154
ハガキ 100×148mm 283×420 945×1398 1181×1748 1417×2098
L判 89×127mm 252×360 841×1200 1051×1500 1261×1800

 

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「D800」の撮影「範囲モード」「サイズ」「ピクセル」と「プリント用紙サイズ」関係

撮影サイズ別に表を作成しました。

これは、各記録サイズで印刷できる最大の用紙サイズを記載してあります。

RAW及びLサイズ 画像サイズ(pixel) 240dpi 300dpi 360dpi
FXフォーマット(36×24)
7360×4912
A2 A3ノビ A3ノビ
5:4(30×24)
6144×4912
A2 A3ノビ A3
1.2×(30×20)
6144×4080
A2 A3ノビ 四切
DXフォーマット(24×16)
4800×3200
A3ノビ 四切 A4

 

Mサイズ 画像サイズ(pixel) 240dpi 300dpi 360dpi
FXフォーマット(36×24)
5520×3680
A3ノビ A3 A4
5:4(30×24)
4608×3680
A3ノビ 四切 A4
1.2×(30×20)
4608×3056
A3 四切 四切
DXフォーマット(24×16)
3600×2400
四切 六切 2L判

 

Sサイズ 画像サイズ(pixel) 240dpi 300dpi 360dpi
FXフォーマット(36×24)
3680×2456
四切 六切 2L判
5:4(30×24)
3072×2456
四切 六切 2L判
1.2×(30×20)
3072×2040
A4 2L判 2L判
DXフォーマット(24×16)
2400×1600
2L判 2L判 KG

 

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