普段使用している「Adobe Photoshop Lightroom(現像>カメラキャリブレーション>プロファイル)」と「Adobe Photoshop(Camera Raw>カメラキャリブレーション>カメラプロファイル」に、で無償ソフトウェア「DNG Profile Editor」を使って新しいカメラプロファイルを作成して追加してみたいと思います。
「DNG Profile Editor」とは、自分でカメラプロファイルを、「カラーテーブル」「トーンカーブ」「カラーマトリクス」を使って作成するための無償のソフトウェアユーティリティです。
■必要なもの
・光源の「色温度:5000k」の撮影環境
・「ColorChecker(カラーチャート)」
・無償ソフトウェア「DNG Profile Editor」
■新規カメラプロファイル作成手順
1. 「DNG Profile Editor」ダウンロードをダウンロードします。
ページの中段に「DNG Profile Editor」はあります。
2. カラーチャートをRAWデータで撮影します。
「ColorChecker(カラーチャート)」を撮影する時の、カメラのホワイトバランスは「色温度設定」で「5000k」にして、撮影環境の色温度も「カラーメーター」などを使用して「5000k」にします。
簡単な方法としては、演色評価数が「95以上」ある「昼白色:D50(5000K)」の「蛍光灯」を用いるのも手かも。
→「宝の持ち腐れにならない為の色管理(カラーマネジメント)環境設定について」
→「モニターのキャリブレーションで「5000K」と「6500K」を「X-Rite(エックスライト)ColorMunki Photo(カラーモンキーフォト)」で設定」
3. 撮影したRAWファイルを「Lightroom」や「Photoshop」から「DNGファイル」に変換して書き出します。
これは「Lightroom」での説明になります。
「書き出し」を選択します。
開いた画面上に「DNGに書き出し」の項目がありますので、書き出しの場所を選択くするぐらいであとはそのままの設定でも大丈夫です。
4. 「DNG Profile Editor」で起動させて、「プロファイル」を作成する。
先ほど書き出した「DNGファイル」を読み込みます。
そして赤枠内の「Chart」タブを開きます。
そうすると、画像上に赤枠で囲んでる4つの丸い「印」が現れます。
その丸い印を「ColorChecker(カラーチャート)」の赤枠で囲んであるところに移動させます。
そして、「Create Color Table」をクリックします。
※お好みで微調整をする場合は、「Create Color Table」をクリックする前に行って下さい。
※また、微調整を行う場合はに、モニターのキャリブレーションが行われていて、モニター環境が「D50(5000k)」、そして実際の「ColorChecker(カラーチャート)」とモニター上の「ColorChecker(カラーチャート)」と比べる時は、「印刷学会」で満たす基準をクリアしている、演色評価数が「95以上」の「蛍光灯(昼白色)」「色温度:D50(5000K)」の下で比べて下さいね。
さて、調整をした「DNGプロファイル」を今度は書き出すわけですが、それは「File>Export」から行います。
ここでは、保存先はデフォルトから変更しないようにして下さいね。
5. 作成したカメラプロファイル(DNGファイル)を「Lightroom」と「Photoshop」で確認。
先ほどの「DNG Profile Editor」で出力した時に適切なフォルダに保存されているはずなので、「Lightroom」と「Photoshop」で確認してみましょう。
下記は、まだ新しいカメラプロファイルが反映されていない状態です。
さて、「Lightroom」を、再起動させると下記のように先ほど作成した「プロファイル」が追加されていることが確認できます。
今回は、レンズごとにカメラプロファイルを作成してみました。
「Photoshop」でも同様に、再起動させると「Camera Raw」で新しいプロファイルが追加されていることが確認できると思います。
■ColorChecker
「ColorChecker」とは、色再現に最低限必要な24色の基準色からなる無光沢のカラーパッチを配置したカラーチャートです。
私が使っているのは「x-rite」の「ColorChecker CLASSIC(カラーチェッカークラシック)」ですが、同じ「x-rite」の「ColorChecker Passport(カラーチェッカーパスポート)」もお勧めです。
「ColorChecker Passport」は、「撮影から編集」を行うパワフルなカラーソリューションで、より正確で一貫性のある、またクリエイティブな柔軟性が必要なユーザーに適しています。 ColorChecker Passport を AdobeR の画像ソリューションと併用すると、機能がさらに拡大されます。 ColorChecker Passport は3つの写真ターゲットをポケットサイズの保存ケースに収納し、どんな撮影にも対応できるよう複数のポジショニングが可能になっています。 付属のカメラキャリブレーション用のソフトウェアは、機能性、柔軟性、携帯性を発揮します。
ColorChecker Passport を Raw ワークフローに取り入れる方法は多数あります。 ソリューション全体を活用する、または ColorChecker Passport の決まった機能を活用する場合でも、品質改善および生産性が即時に実現します。
お好みで~
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